365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

写生猛虎之図 31-102200

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
檻越しに捉えた真実の獣
題名に刻まれた「写生」の二文字は、この作品の本質を語っています。想像や伝聞で描かれた従来の「虎図」とは根本的に異なり、国麿は実際の豹を目の前にして筆を走らせました。その結果生まれたのは、丸みを帯びた斑紋、白い腹、細く巻いた尾という、リアリティに裏打ちされた異国の生命体の姿です。

■アーティスト
歌川国麿 [ うたがわくにまろ ] (生没年不詳)
幕末から明治時代にかけて活躍した浮世絵師です。江戸後期の浮世絵界を代表する巨匠、三代目 歌川豊国(国貞)の門人です。主な活動時期は安政から明治初期にわたり、師匠ゆずりの豊潤な筆致で役者絵や美人画を得意としました。特に、当時の人気歌舞伎役者を描いた作品では、役者の特徴を捉えつつも華やかな色彩で江戸の熱狂を表現しています。また、時代の転換期に生きた絵師として、開港後の横浜の風景や外国人の姿を描いた「横浜絵」も手掛けています。明治に入ってからは、新しい時代の風俗を捉えた「開化絵」の制作にも携わりました。別号に一鴬斎(いちおうさい)、菊麿(きくまろ)などがあり、師匠である三代目豊国が亡くなった際には、その追善供養の絵(死絵)を描くなど、一門の中でも信頼の厚い弟子の一人であったことが伺えます。

■作品概要
写生猛虎之図
嘉永元年、夏。加賀川という興行師が横浜に連れてきた一頭の豹。「虎」と呼ばれたその獣は、檻の中で静かに座り、空を見上げていた。国麿はその場に立ち、写生した。震える手で、あるいは興奮に満ちた手で。「写生」——実物を見て描く。その一言が題名に刻まれた重み。江戸の人々が生まれて初めて目にした異国の猛獣の、なんと穏やかな横顔か。しかしその斑紋に覆われた巨体は、足元の鶏を無造作に押さえ込んでいる。静けさの中に潜む圧倒的な力。青みがかった空間に浮かぶその姿は、現実でありながら夢のように美しく、江戸庶民の目に焼き付いた本物の衝撃として、今もこの一枚に息づいています。
------------------
歌川国麿による「写生猛虎之図」は、嘉永元年に横浜で公開された豹を実際に写生した浮世絵・木版画の錦絵であり、江戸時代における動物画の写実表現の転換点を示す傑作です。漆黒ではなく淡い青を背景に選んだ静寂の構図の中、斑紋に覆われた豹の巨体が鶏を足元に押さえる捕食の瞬間は、見世物に集まった江戸の庶民が感じた猛獣への畏怖と生命力への驚きをそのまま伝えています。写生という手法が生んだリアリズムと和風の伝統文化・日本画の職人技が融合したこの作品は、江戸文化の粋として今なお高い迫力と存在感を放つコレクション作品です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
歌川国麿 浮世絵 木版画 江戸時代 豹 虎 写生 錦絵 動物画 嘉永 横浜 見世物 写実 青 檻 鶏 捕食 構図 江戸文化 庶民 猛獣 筆致 職人 伝統文化 和風 日本画 迫力 静寂 生命力 リアリズム

お届けについて

おすすめ商品

新着商品

最近チェックした商品