川中嶌百勇将戦之内 明将 武田晴信入道信玄 31-100589
諏訪法性兜は上杉謙信との川中島の戦いで着用したと伝えられる信玄の象徴的な甲冑であり、鹿角の前立てが信玄の威容をいっそう際立たせています。
■アーティスト
歌川国芳 [ うたがわ くによし] (1798年1月1日-1861年4月14日)
江戸後期の浮世絵師で、武者絵・風景画・戯画など多彩なジャンルで才能を発揮した人物です。特に「水滸伝」に代表される豪快な武者絵は、力強い描線と独創的な構図で高く評価されています。また、庶民文化への共感が深く、猫をはじめとする動物や風俗をユーモラスに描いた戯画も人気を集めました。大胆な遠近法の取り入れや、西洋風表現の積極的な採用など、新しい技法への好奇心も国芳の特徴です。その作風は一門にも受け継がれ、幕末から明治へ移りゆく時代の浮世絵に大きな影響を与えました。
国芳は、江戸の息づかいをそのまま版画へ吹き込んだような絵師です。荒々しい武者の動きも、荒波のうねりも、街角の猫のぬくもりも、すべてが彼の手を通すと鼓動をもった物語になります。豪快な線は迫力を帯びながら、どこか人情の温度を含んでいます。強さの影にある哀しみや優しさまで描き込むことで、絵は時代を超えて生き続けます。国芳の作品は、見る人に「世界はこんなにも面白い」とそっと語りかけ、心の奥で小さな火を灯してくれるように感じられます。
■作品概要
川中嶌百勇将戦之内 明将 武田晴信入道信玄(かわなかじまひゃくゆうしょうせんのうち めいしょう たけだはるのぶにゅうどうしんげん)
川中島の戦いを題材にした「信州川中嶌百勇将戦之内」シリーズの一図。武田の家紋「武田菱」が描かれた諏訪法性兜を身に纏い、目力が強く、恰幅も良くて、立派な髭を携えた、いかつい武将。高野山成慶院所蔵の武田信玄像のイメージを踏まえながら、大きな軍配を握りしめ、これぞ武田信玄という風格で描かれています。背景には闘う武士達が影絵として描かれ、鹿角の兜飾りが戦場の風を受けてそびえ立つ。川中島に渦巻く喧騒と、その中心に泰然と構える信玄の威厳が、大首絵の形式でひしひしと伝わってきます。「武者絵の国芳」の名をほしいままにした国芳が、戦国最強と謳われた名将を、圧倒的な存在感と鮮烈な色彩でここに封じ込めています。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
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