真弓に鳴交喙 25-100127
真弓の赤いサヤと橙の実、イスカのオレンジの羽色が暖色の豊かなハーモニーをなし、秋の実りの季節を色鮮やかに表現しています。
■アーティスト
小原古邨 [ おはらこそん ] (1877-1945)
本の画家・木版画の下絵師で、花鳥画を中心に活躍しました。本名は小原又雄で、加賀国(現・石川県)出身。鈴木華邨に学び、フェノロサの影響を受けながら、アメリカ向けの花鳥画を多く制作しました。初期は肉筆画を発表し、版元・松木平吉の依頼で版画の下絵を手掛けました。大正時代には「祥邨」、昭和初期には「豊邨」と号を改め、渡辺版画店などを通じて多くの作品を発表。彼の版画は、伝統的な浮世絵技法と写実的な表現を融合させた独自のスタイルで評価されています。作品は主に海外輸出向けで、ボストン美術館や大英博物館などに所蔵。近年、日本国内でも展覧会が開催され、その芸術性が再評価されています。
■作品概要
真弓に鳴交喙(まゆみになきいすか)
イスカ(交喙)は上下の嘴(くちばし)が左右どちらかに交差した独特の形を持つ冬鳥で、その名の通り「嘴が交差する」様子がそのまま名前になっています。松ぼっくりなど固い実をこじ開けて食べるためのこの交差した嘴の形が、版画の中に精緻に再現されています。オレンジ色の頭と胸、褐色と黒の翼の羽色が温かみのある秋の色彩をまとっています。真弓(ニシキギ科の落葉低木)は秋に赤いサヤに包まれた橙色の実をつけ、その実とイスカの組み合わせが、実りの秋の豊かさを伝えています。枝にぶら下がるように止まるイスカの姿と、ぽたりと垂れる赤い実の房が、版画ならではのしっとりとした秋の情景を構成しています。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
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