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百合図 21-100603

2,400円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4正方形(21×21cm)
A3正方形(29.7×29.7cm)
購入数
抑制された色彩が語る、女絵師の孤高の情熱
抑制されたトーンが、北斎の娘として生きた応為の内に秘めた情熱と、外界に左右されない孤高の精神性を象徴しています。派手さを避け、対象の本質を深く見つめるその筆致には、真の芸術家としての覚悟が滲み出ています。

■アーティスト
葛飾応為 (江戸、1790-1866)
天才絵師の影に生きた孤高の娘、葛飾応為。浮世絵の巨匠、葛飾北斎を父に持ちながら、その巨大な影の下で生きた女性絵師、応為(おうい)。彼女は本名を栄(えい)といい、絵師として独立せず、生涯を北斎の助手、そして共同制作者として捧げました。応為の画才は単なる模倣に留まらず、特に光と影の表現、緻密な美人画や肉筆画において、父をも凌ぐとも評されました。彼女の代表作とされる『夜の梅』 や『吉原格子先之図』は、闇の中に浮かび上がる光の描写が驚異的で、「応為の光」と称されています。 結婚生活に破れ、北斎の元に戻ってからは、彼女の筆が北斎の晩年の名作群に深く関わっていたとされます。歴史の表舞台に名を刻むことを選ばず、ただ父の芸術と一体になることを選んだ孤高の魂。その作品には、時代を超えた輝きと、隠された情熱が宿っています。煌めく光の粒の奥に、彼女自身の魂が、今も静かに燃え続けています。

■作品概要
百合図
絹布に、白く肉厚な花弁を持つ百合が、瑞々しい濃い緑の葉と共に力強く描かれています。この質素な画面構成は、描かれた百合の純粋な生命力を際立たせています。花の中央に覗く赤黒い斑点は、情熱と同時に、はかない命の終焉をも暗示し、見る者の心に静かな感動と人生の奥深さを伝えるドラマを生み出しています。

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葛飾応為の百合図は、絹本着色で描かれた希少価値のある肉筆画であり、北斎娘である女性絵師の芸術的探求心と独自の画風が光る傑作です。花鳥画という伝統的題材に、暖色系で繊細な百合の花を描き、光と影を巧みに利用しない静謐な美しさの中に、応為の孤高の美と普遍的な世界観が表現されています。その生の筆致は、墨の濃淡や立体感に現れ、デッサン力の高さを示す日本画のアート作品として評価されています。

■サイズ
・A4正方形/ 210mm×210mm 
・A3正方形/ 297mm×297mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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