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夜桜美人図 21-100600

2,400円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
購入数
桜の下で何を想う、孤独な女の横顔
漆黒の闇と、石灯籠から零れ落ちる暖かい光のコントラストが、見る者の心を激しく揺さぶります。応為は、光をただ描いたのではなく、闇そのものを深く表現することで、その中のわずかな光の価値を極限まで高めました。提灯の灯りと石灯籠の窓明かりが、着物の文様と咲き誇る桜の白さをドラマティックに浮かび上がらせ、息をのむような幻想的な情景を創り出しています。

■アーティスト
葛飾応為 (江戸、1790-1866)
天才絵師の影に生きた孤高の娘、葛飾応為。浮世絵の巨匠、葛飾北斎を父に持ちながら、その巨大な影の下で生きた女性絵師、応為(おうい)。彼女は本名を栄(えい)といい、絵師として独立せず、生涯を北斎の助手、そして共同制作者として捧げました。応為の画才は単なる模倣に留まらず、特に光と影の表現、緻密な美人画や肉筆画において、父をも凌ぐとも評されました。彼女の代表作とされる『夜の梅』 や『吉原格子先之図』は、闇の中に浮かび上がる光の描写が驚異的で、「応為の光」と称されています。 結婚生活に破れ、北斎の元に戻ってからは、彼女の筆が北斎の晩年の名作群に深く関わっていたとされます。歴史の表舞台に名を刻むことを選ばず、ただ父の芸術と一体になることを選んだ孤高の魂。その作品には、時代を超えた輝きと、隠された情熱が宿っています。煌めく光の粒の奥に、彼女自身の魂が、今も静かに燃え続けています。

■作品概要
夜桜美人図
この作品の真髄は、当時の浮世絵の常識を超えた、西洋絵画にも通じる卓越した明暗表現にあります。闇を塗り潰すのではなく、濃淡と微妙な色彩の変化で奥行きを持たせ、光の当たらない部分にも生きたリアリティを与えています。応為のこの革新的な技法は、「応為の光」として伝説となり、後の日本の芸術に多大な影響を与えました。彼女の芸術的探求心と大胆さが、江戸の風景画に新たな境地を開いたのです。

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葛飾応為の描いた夜桜美人図は、浮世絵の中でも傑作とされ、光と影の明暗表現がドラマティックで幻想的な孤高の美を体現した肉筆画の美人画です。江戸時代後期に活躍した北斎娘の栄、娘応為の芸術的探求心と天才絵師としての才能が結実した日本画の美術品であり、石灯籠に照らされた夜桜の桜と女性の姿が伝説となっています。和風アートを象徴するこの作品は、その深遠な世界観で見る者を魅了し続けています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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