シャラマル ガーデン 35-100019
淡いクリーム色のパビリオンと、それを引き立てる水面の青、そして背景の深い緑のコントラストは、まるで幻想的な絵画のようです。
【アーティスト】
吉田博 (1876年(明治9年)9月19日 - 1950年(昭和25年)4月5日)
日本が世界に誇る風景版画の巨匠。明治から昭和にかけての激動の時代に、彼は絵筆と版木を手に、自然の荘厳な美を追い求め続けました。富士、桜、山岳、そして欧米やアジアの風景までも旅して描いた彼の作品には、言葉を超えた静けさと崇高さがあります。特に「光」と「空気」を捉える彼の技術は、まさに詩のようで、観る者の胸に深く沁みわたります。西洋画と日本の木版画を融合させた独自のスタイルは、世界中で評価され、近代木版画の完成者と称されました。戦争や時代の混乱にも屈せず、自然と人間の尊厳を信じた彼のまなざしは、今も作品に宿り続けています。それは、風景ではなく「魂」を描いた軌跡でもあるのです。
【作品概要】
シャラマル ガーデン
インド、ラホールのシャラマル・ガーデンを描いた、異国情緒と静謐な美が調和した一枚です。画面中央に堂々と佇むパビリオンは、淡いクリーム色と白が基調となり、そのアーチ状の入り口からは、人々の賑わいが垣間見えます。手前には、広大な水面が静かに広がり、パビリオンの美しい姿が、まるで鏡のように水面に完璧に映し出されています。水辺に配された幾何学的な装飾が施された台座は、この庭園の歴史と格式を物語り、観る者を悠久の時へと誘います。吉田博の卓越した摺りの技術は、建物の細やかな装飾や、水面の微細な波紋、そして背景の木々の深みまでをも鮮やかに表現し、まるでその場に佇み、異国の風を感じているかのような臨場感を与えます。この作品は、単なる風景描写を超え、異文化への深い敬意と、そこに宿る静かで普遍的な美しさを凝縮した、まさに心に響く傑作です。
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吉田博の木版画「シャラマル ガーデン」は、インドのラホールにあるシャラマル・ガーデンを描いた異国情緒あふれる風景画であり、日本の伝統工芸による新版画の傑作です。この日本美術作品は、歴史を感じさせる建築と水面に映る反射が特徴的で、自然の美意識が凝縮されており、和モダンなアートとしてインテリアに深みを加え、コレクションとしても推奨されます。
【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
【キーワード】
吉田博 木版画 シャラマルガーデン インド ラホール 風景画 異国情緒 新版画 日本美術 和モダン アート インテリア コレクション 伝統工芸 歴史 建築 水面 反射

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