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秋圃(しゅうほ) 18-101000

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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研ぎ澄まされた観察眼と筆致 日本画の動物表現が魅せる写実と精神性
動物を単なる描写対象として捉えるのではなく、その内なる生命感や、周囲の自然との調和を描き出しました。
ミニマルな背景と動物の存在感が際立つこの作品は、日本画における動物表現の奥深さを教えてくれるでしょう。

【アーティスト】
橋本関雪(はしもとかんせつ)1883年(明治16年)1945年(昭和20年)
近代日本画壇の重要人物として、京都を拠点に活動しました。本名は貫一。
中国の古典的な画法と日本の伝統的な表現を見事に融合させた独自の画風を確立したことで知られています。特に動物画や風景画を得意とし、その作品には深い教養と詩的な感性が息づいています。動物、特に猿や馬などを描いた作品では、単なる写実にとどまらず、彼らが持つ内面的な生命力や精神性までを表現しようと努め、多くの人々を魅了しました。また、関雪は後進の指導にも熱心で、京都市立絵画専門学校(現:京都市立芸術大学)などで多くの画家を育成しました。京都市南禅寺近くに造営した広大な庭園を持つ自邸「白沙村荘(はくさそんそう)」は、彼の主要な制作拠点であり、現在は彼の作品と共に一般公開されています。この白沙村荘は、関雪の芸術観と生活様式を今に伝える貴重な場所となっています。

【作品概要】
秋圃(しゅうほ)
秋の枯れた草木が配された背景の中に、テン(イタチ科)主役として描かれています。関雪の繊細な筆致と淡い墨の濃淡は、この動物の柔らかな毛並みや、周囲を見つめる鋭い眼差し、そして物憂げな雰囲気を極めて精緻に捉えています。
背景は簡素ながらも、秋の気配を伝える枯葉や細い枝が、動物の存在感を一層際立たせています。関雪は、中国画の写意の精神を深く理解し、対象の外面的な描写にとどまらず、その内面にある生命力や本質を描き出すことに長けていました。この作品においても、秋の静けさの中でひっそりと生きる小動物の、一瞬の動きや息遣いまでが感じられるかのような表現は、見る者に深い共感と感動を与えます。日本の自然を愛し、その中で息づく生命の輝きを独自の感性で描き出した、関雪の動物画の代表的な一枚と言えるでしょう。

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橋本関雪によって1939年に描かれた日本画の動物画であり、イタチやテンのような小動物が秋の風景の中で繊細に表現されています。京都画壇で活躍した関雪の、日本の自然と生き物への深い眼差しが感じられる美術品です。その写実性と叙情性が融合した表現は、和風のインテリアだけでなく、現代的なアートコレクションとしても非常に価値があります。孤高の生命感を描き出した、心に残る作品です。

【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


【キーワード】
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