諸国滝めぐり 下野黒髪山霧降の滝 21-100017
雄大な滝の姿と、立ち上る霧が織りなす幻想的な美しさが凝縮された浮世絵の傑作です。
【アーティスト】
葛飾北斎(1760年 - 1849年)
江戸時代後期を代表する浮世絵師で、その画業は70年にわたりました。北斎は19歳の頃に勝川春章に師事し、浮世絵師としての活動を開始しました。その後、彼は独自のスタイルを追求し、様々なテーマに挑戦してきました。風景、歴史上の人物、花魁、役者、動植物、自然現象、仏教道具、妖怪など、彼が手掛けたテーマは多岐にわたり、生涯で34,000点以上の作品を残しました。
北斎は、当時の日本画では珍しかった西洋の絵画技法にも興味を持ち、銅版画や油絵などを取り入れました。彼の作品は19世紀後半のヨーロッパにも影響を与え、ジャポニスムと呼ばれる日本美術の流行を生みました。
【作品概要】
諸国滝めぐり 下野黒髪山霧降の滝(1832)
葛飾北斎による連作『諸国滝めぐり』の一枚、『下野黒髪山霧降の滝』です。画面中央には、巨大な岩肌を縫うように流れ落ちる「霧降の滝」が描かれ、その名の通り、滝壺から立ち上る水しぶきが霧のように立ち込める様子が幻想的に表現されています。滝の水流は、白い線と影のコントラストでダイナミックに描かれ、その勢いを感じさせます。滝の周囲には豊かな緑の木々が茂り、自然の奥深さと清涼感を際立たせています。
滝壺の近くには、滝を鑑賞する人々の姿が小さく描かれており、滝の雄大さ、スケール感を一層引き立てています。彼らは水流の力強さに魅入られているかのようです。北斎は、滝の水を一本一本の線で表現するのではなく、塊として捉え、光の当たり方や水しぶきの様子を巧みに描写しています。この作品は、自然の壮大さと神秘性、そしてそこに人々が引き寄せられる情景を、北斎ならではの斬新な構図と色彩感覚で表現した、まさに浮世絵における風景画の傑作と言えるでしょう。
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葛飾北斎の『諸国滝めぐり 下野黒髪山霧降の滝』は、江戸時代の浮世絵を代表する風景画の傑作であり、日本美術を象徴する芸術名品です。雄大な滝と立ち上る霧が神秘的に描かれたこの作品は、日本の美しい自然の絶景を捉え、和風モダンなインテリアやアートコレクションとしても高く評価されています。滝の清涼感あふれる姿は、壁掛けの絵画として空間に力強さと日本の伝統美をもたらします。
【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
【キーワード】
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