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曲がった梯子 15-100145

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 A4サイズ(21×21cm)A3サイズ(29.7×29.7cm)A2サイズ(42×42cm)
半光沢紙
フォトマット紙
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未完の美学が誘う創造性。空間に息吹を吹き込むアートの選択
シーレの作品の中で、人物を一切排したこれほどシンプルな構図は極めて稀です。黄土とオレンジの地色、太い黒の線、そして余白。具象と抽象の境界に立つこの作品は、晩年のシーレが表現の核心をより純化させていたことを示す貴重な証言であり、後の抽象表現主義にも通じる先見性を静かに宿しています。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。

■作品概要
Geknickte Leiter (1918) / Broken Ladder
梯子が、途中で折れています。上へと向かうはずの軌跡が、あるところで歪み、そのまま宙に消え、登ることも、降りることも、もはや叶わない。1918年、シーレ最後の年。人物も風景も描かず、ただ一本の折れた梯子だけを置きました。それは何の比喩か、上昇への夢、断絶された希望、あるいは死への予感。問いは尽きず、答えを急ぐ必要はなく、この沈黙そのものが、作品の核心です。温かみのある黄土色の地に、滲むような橙。太い黒の輪郭が梯子の形を刻み、右端へと斜めに走る。人の不在。物語の不在。それでいて、この一本の梯子は、どんな人物画よりも雄弁に何かを語りかけてきます。
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エゴン・シーレが1918年に描いた折れた梯子(Geknickte Leiter)は、表現主義とウィーン世紀末の画家として知られるシーレの最晩年に生まれた、極めて異色の作品です。人物を一切排し、黄土とオレンジの地色の上に黒の輪郭で描かれた一本の梯子だけが画面を占めるこの素描は、シンプルな構図の中に断絶・希望・死の予感といった深い象徴を湛えています。ヤコブの梯子に代表される西洋美術の上昇の図像を「折れた」形で示したこの作品は、余白と線描だけで沈黙の雄弁さを生み出し、抽象と具象の境界に立つ告白的絵画として近代絵画・20世紀絵画史に独自の位置を占めます。ウィーン分離派の絶頂期と死が交差した晩年のシーレが辿り着いた純化された魂の線は、後の抽象表現主義にも通じる先見性を静かに宿し、オーストリア絵画の深みを今に伝えています。

■サイズ
・A4/ 210mm×210mm 
・A3/ 297mm×297mm
・A2/ 420mm×420mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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