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ヴェールの女 28-201009

3,450円(税込)

定価 3,950円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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光を纏う袖の奇跡
左前景に広がる絹の袖は、光と影の精緻な階調によってまるで布そのものが息をしているかのような錯覚を呼び起こします。芸術史家カメーサスカはこの作品を「袖の肖像」と称したほど、その技巧は際立っています。

■アーティスト
Raffaello Sanzio [ ラファエロ・サンツィオ ] (1483-1520)
ウルビーノの宮廷画家を父に持ちながら、幼くして両親を失った天才画家です。それでもわずか十七歳で「巨匠」と呼ばれるほどの早熟な才能を見せました。フィレンツェ時代には、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロという二人の巨人の存在を間近に感じながら、誰にも真似できない調和と優美さを自らの様式へと昇華させていきます。二十五歳でローマに召喚されると、教皇ユリウス二世のもとヴァチカン宮殿の壁を飾る「アテネの学堂」を手がけました。大壁画の経験がなかったにもかかわらず、若き天才への絶対的な信頼のもとで挑んだ大仕事でした。やがて五十人もの弟子を率いる大工房を築き上げますが、わずか三十七歳、しかも誕生日と同じ日にこの世を去ってしまいます。死の床にあってなお手がけていたのは、最後の傑作「キリストの変容」でした。その早すぎる死を、当時の人々は「情熱に溺れた夜」のせいだと囁き合ったといいます。優雅さと均整、そして人間の崇高さを描き続けたその短い生涯は、四百年以上を経た今もなお、西洋絵画の理想として輝き続けています。

■作品概要
Woman with a Veil (1512 - 1515)
薄い白のヴェールが髪から肩へと静かに流れ落ち、絹の衣が光を受けて幾重にも輝きます。琥珀の首飾りを纏い、右手を胸の前に添え、こちらを見つめる眼差しは穏やかでありながら揺るぎない存在感をたたえています。ヴァザーリは1515年頃にこの作品をフィレンツェの商人マッテオ・ボッティの邸宅で目にしており、それがラファエロの恋人として知られるマルゲリータ・ルーティ(「ラ・フォルナリーナ」)を描いたものと記しています。頭部を覆うヴェールは既婚女性の証であり、貞節と身分の象徴でもあります。一方で衣装と装身具の豪奢さは、これが高貴な女性のための正式な依頼肖像である可能性も示します。レオナルドの「モナ・リザ」に応答するかのような三分の三構図と、白と金の交響。光の微細な階調を余すところなく捉えた絹の袖こそ、この作品の静かな頂点です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
ラファエロ ラ・ヴェラータ ヴェールの女 ドンナ・ヴェラータ ピッティ宮殿 パラティーナ美術館 フィレンツェ 1512年 1515年 油彩 カンヴァス 肖像画 マルゲリータ・ルーティ ラ・フォルナリーナ ヴァザーリ 既婚女性 ヴェールの意味 絹の衣 琥珀の首飾り モナ・リザの影響 レオナルド・ダ・ヴィンチ 西洋美術史 ルネサンス女性肖像 名画解説 ローマ期 イタリア絵画

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