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但馬城崎 21-100318

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
雨音が紡ぐ、漆黒の夜の叙情詩
巴水が描く雨の夜の情景は、室内に格別の静けさをもたらします。
深く沈んだ黒のトーンの中に、宿の窓から漏れる暖色の灯りが浮かび上がる様子は、都会の喧騒を忘れさせる詩的なロマンスに満ちています。

■アーティスト
川瀬巴水(かわせ はすい)(1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年) 11月27日)
大正・昭和期に活躍した浮世絵師であり、版画家です。衰退しつつあった日本の浮世絵版画を復興させるべく、新たな浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。1883年(明治16年)に東京で生まれた巴水は、幼い頃から絵画に興味を持ち、日本画を学びました。その後、版元の渡邊庄三郎と出会い、木版画の制作を始めます。 巴水の作品は、日本の美しい風景を情緒豊かに描き出したものが多く、特に旅情を誘う風景版画は高い評価を受けています。彼は全国各地を旅して取材を行い、四季折々の風景や人々の生活を描き出しました。その作品は、単なる風景描写にとどまらず、そこに生きる人々の息遣いや、時間とともに移り変わる光や空気感までも表現しています。
巴水の作品は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されており、スティーブ・ジョブズも彼の作品を愛した一人として知られています。

■作品概要
旅みやげ第三集 但馬城崎
画面全体を支配する漆黒の闇に、斜めに降りしきる雨が、まるで命を持つかのように描かれています。この「但馬城崎」の夜景は、単なる雨の情景ではなく、孤独と郷愁を呼び覚ます極めて情緒的なドラマです。
闇夜にぼんやりと浮かび上がる温泉街の家々からは、温かな黄金色の光が漏れ、冷たい雨との間で劇的な対比を生み出しています。雨に濡れた石畳は、その光を反射し、足元に青く揺らめく水たまりを作り出します。この水のきらめきこそが、静寂の中に響く雨音を視覚化したかのようです。
そして、画面右側には、雨傘を差して歩く旅人の姿が小さく描かれています。この一人の存在が、観る者に物語性を与え、旅のわびしさと、その先に待つ安らぎへの期待を感じさせます。巴水の卓越した版画技術は、空気の湿り気と皮膚を打つ雨の冷たさまでもを伝える、五感に訴えかける傑作です。
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川瀬巴水の新版画「旅みやげ第三集 但馬城崎」は、木版画が描き出す雨の夜の叙情を極めた浮世絵です。温泉街の旅館を描いたこの風景画は、闇と光のコントラストが際立ち、窓から漏れる黄金色の灯りが、湿潤な空気に郷愁と旅情を誘います。この日本の美を凝縮したアートピースは、インテリアとして和モダンな雰囲気を演出し、美術鑑賞の価値を高めます。額装された作品は、芸術家巴水の伝統文化への敬意が感じられる版画コレクションであり、世界的なジャポニズムにおける日本の情感を伝える傑作です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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