色彩円のある黒いレリーフ 28-200109
ドローネーは光の表現を追求しましたが、この作品では黒い背景とレリーフによる影が加わることで、光と影のコントラストが強調されています。
色の輝きと影の深みが互いを引き立て合い、作品に新たな魅力をもたらしています。
【アーティスト】
ロベール・ドローネー(Robert Delaunay, 1885年4月12日 - 1941年10月25日)
フランスの画家であり、オルフィスム(Orphism)という抽象芸術運動の創始者の一人です。彼は最初キュビスムに影響を受けましたが、やがて光と色彩の研究に焦点を当て、独自のスタイルを確立しました。彼の代表作には、エッフェル塔シリーズや円盤(ディスク)シリーズがあります。ドローネーの作品は色彩の躍動感と光の表現が特徴で、彼の色彩理論は現代アートにも大きな影響を与えました。
スイス出身のパウル・クレーとは、1912年にドイツの芸術グループ「青騎士(Der Blaue Reiter)」を通じて出会いました。クレーも色彩理論に深い関心を寄せており、ドローネーから強い影響を受けました。クレーはドローネーの作品に見られる色彩のリズムや幾何学的構成に共鳴し、自身の抽象絵画にもそれを反映させています。二人の色彩への探求は、同時代のアートシーンに革新的な刺激を与え、抽象芸術の発展に寄与しました。
【作品概要】
Relief noir avec des cercles de couleur / Black Relief with Colored Circles
ロベール・ドローネーが晩年に手がけたレリーフ作品の一つです。黒い背景の上に、鮮やかな色彩の円や曲線が配置されており、レリーフ(浮彫り)の技法によって画面に物理的な奥行きや質感がもたらされています。色彩の同時対比効果(シミュルタネ・コントラスト)はそのままに、黒という強い要素が加わることで、色彩の輝きがより一層強調され、作品に深みと力強さが生まれています。平面の絵画だけでなく、立体的な表現を取り入れることで、色彩と形の相互作用による空間表現をさらに探求しようとしたドローネーの意欲が感じられる作品です。光と色彩の関係性を生涯にわたり追求した彼の芸術の新たな展開を示すものです。
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ロベール・ドローネーの色彩円のある黒いレリーフ(Relief noir avec des cercles de couleur)は、レリーフ技法を用いた抽象画であり、色彩と円の探求を示すモダンアートの重要な作品です。光と影のコントラストが印象的で、オルフィスムの思想を反映しています。フランスの20世紀における彫刻と絵画の境界を探るアートであり、美術館で鑑賞できるだけでなく、インテリアとして部屋に飾りたいと思うような魅力があります。
【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
【材質】
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
【キーワード】
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