越中庵谷峠 21-100202
【アーティスト】
川瀬巴水(かわせ はすい)(1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年) 11月27日)
大正・昭和期に活躍した浮世絵師であり、版画家です。衰退しつつあった日本の浮世絵版画を復興させるべく、新たな浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。1883年(明治16年)に東京で生まれた巴水は、幼い頃から絵画に興味を持ち、日本画を学びました。その後、版元の渡邊庄三郎と出会い、木版画の制作を始めます。 巴水の作品は、日本の美しい風景を情緒豊かに描き出したものが多く、特に旅情を誘う風景版画は高い評価を受けています。彼は全国各地を旅して取材を行い、四季折々の風景や人々の生活を描き出しました。その作品は、単なる風景描写にとどまらず、そこに生きる人々の息遣いや、時間とともに移り変わる光や空気感までも表現しています。
巴水の作品は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されており、スティーブ・ジョブズも彼の作品を愛した一人として知られています。
【作品概要】
越中庵谷峠
現在の富山県富山市に位置する庵谷峠の風景を描いた木版画です。深い山々に囲まれ、蛇行しながら流れる神通川を鳥瞰的に捉えた雄大な構図が特徴です。画面全体を覆う深い緑と、朝焼けに染まる空の淡いピンクや紫色のコントラストが、幻想的で静謐な雰囲気を醸し出しています。
巴水は、大正12年(1923年)に長期の写生旅行でこの地を訪れ、渓谷美に心を奪われたと伝えられています。しかし、この作品が実際に版行されたのは、試行錯誤を重ねた後、4年の歳月を経た昭和3年(1928年)のことでした。摺りの濃淡を細やかに重ねることで、山々の奥行きや空気の透明感、水面のきらめきを見事に表現しています。
この作品は、巴水の初期の代表作の一つであり、日本の原風景の美しさを叙情的に描き出す彼の作風を確立する上で重要な作品と言えるでしょう。自然の雄大さと繊細な美しさが融合した「越中庵谷峠」は、見る者の心を静かに捉え、郷愁を誘います。
----------------------
川瀬巴水の版画作品の中でも特に人気が高い「越中庵谷峠」は、新版画の技法を用いて描かれた美しい日本の風景版画の傑作です。現在の富山県の越中庵谷峠の雄大な自然を捉えたこの作品は、インテリアアートとしても非常に魅力的で、お部屋に飾るだけで洗練された空間を演出します。壁掛けとしてリビングや玄関に飾れば、絵画とは異なる独特の風合いを持つ木版画の温かみが、和風インテリアはもちろん、モダンな空間にも調和します。大正ロマンや昭和レトロを感じさせるノスタルジックな雰囲気も持ち合わせており、アートコレクションとしても価値のある一枚です。日本の風景を愛する方、そして上質な暮らしを求める方にとって、「越中庵谷峠」は時代を超えて愛されるべき版画作品と言えるでしょう。
【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
【キーワード】
川瀬巴水、越中庵谷峠、版画、新版画、風景版画、日本の風景、富山県、インテリアアート、壁掛け、絵画、木版画、大正ロマン、昭和レトロ、アートコレクション、和風インテリア
お届けについて

新着商品
-
ラグーン
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
ラグーン
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
ラグーン
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
ナイフ投げ
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
馬、曲馬師と道化師
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
ハート
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
カウボーイ
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
コドマス
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
ピエロ
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
ル・シルク
Henri Matisse
3,450円(税込)
-
都市を見下ろす窓
Robert Delaunay
3,450円(税込)
-
都市の窓 No.3
Robert Delaunay
3,450円(税込)