アダイドヴィーパ 宇宙地図 19-100106
このリトグラフは、ジャイナ教の宇宙観を視覚化した「アダイドヴィーパ」の地図です。中心にそびえるメール山、周囲を取り巻く大陸と海、そして四隅に描かれた寺院。その緻密な描写は、見る者を神秘的な世界へと誘います。インテリアに飾れば、空間に深遠な物語を添えるでしょう。
【アーティスト】
Unknown
【作品概要】
Jain cosmological map of adhaidvipa
1900年
制作地: インド
ジャイナ教の宇宙論に基づく「アダイドヴィーパ」(二半島)の宇宙地図を描いた1900年のリトグラフです。ジャイナ教の宇宙観では、宇宙の中心にジャンブドヴィーパ大陸があり、その軸にはメール山がそびえています。この世界は、人間が生まれ、悟りを開くことができる唯一の領域である中界(マディヤローカ)とされています。
ジャンブドヴィーパ大陸の周りには、塩の海(ラヴァナサムドラ)、環状のダタキカンダヴィーパ大陸、魚が住む黒海の海(カロダダヒ)、そしてプシュカラドヴィーパ大陸の内側半分が描かれています。プシュカラドヴィーパ大陸の外縁は、人間が超えてはならない山脈を示す鋸歯状の輪で囲まれています。
中界の外側四隅には、ジナ(覚者)を祀る寺院が描かれ、払子を持つ参拝者や花輪を捧げる天上の従者が添えられています。上部のカルトゥーシュには「アダイドヴィーパ」と記され、多数の文章は様々な陸地や山脈を説明しています。このリトグラフは、初期の布絵(パタ)に基づいて制作されました。
─────────
1900年にインドで制作されたこのリトグラフは、ジャイナ教の宇宙地図「アダイドヴィーパ」を描いたものです。中心に位置するジャンブドヴィーパ大陸、そしてその中心にそびえるメール山を中心に、ジャイナ教のコスモロジーが精緻に描かれています。布絵を基にしたこの地図は、宗教美術としてだけでなく、インド美術の貴重な資料としても価値があります。神話や歴史、文化を感じさせるこのアート作品は、インテリアとして飾れば、瞑想的な空間を演出し、聖地巡礼への憧憬を掻き立てるでしょう。マディヤローカ(中界)という概念は、ジャイナ教の重要な教義であり、この地図を通してその世界観を垣間見ることができます。
【サイズ】
・A4サイズ / 210mm×297mm
・A3サイズ / 297mm×420mm
・A2サイズ / 420mm×594mm
【材質】
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
お届けについて

新着商品
-
花鳥画譜 冬之部 「枯樹・トビ」
今尾景年
3,450円(税込)
-
花鳥画譜 冬之部 「冬菊・ヤブタチバナ・ミソサザイ」
今尾景年
3,450円(税込)
-
花鳥画譜 冬之部 「ヤマニシキギ・イスカ」
今尾景年
3,450円(税込)
-
花鳥画譜 冬之部 「アカマツ(メマツ)・サンコウチョウ」
今尾景年
3,450円(税込)
-
花鳥画譜 夏之部 「百日紅・コルリ」
今尾景年
3,450円(税込)
-
花鳥画譜 夏之部 「芍薬・ソウシチョウ」
今尾景年
3,450円(税込)
-
新はん猫のうなぎや
歌川芳藤
3,450円(税込)
-
新はん猫のゆうや
歌川芳藤
3,450円(税込)
-
愛鷹山麓
高橋松亭
3,450円(税込)
-
白猫 たま
高橋松亭
3,450円(税込)
-
夏夕
橋本関雪
3,450円(税込)
-
訪隠図
橋本関雪
3,450円(税込)