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橋本関雪

橋本関雪(はしもと かんせつ)1883年(明治16年)11月10日 - 1945年(昭和20年)2月26日
本名は橋本貫一。京都に拠点を置き、近代日本画壇において重要な役割を果たしました。特に動物画や風景画で知られ、中国の古典的な画法と日本の伝統的な表現を融合させた独自の画風を確立しました。彼の作品には、しばしば中国の故事や文学から題材を得たものが多く、その深い教養と詩的な感性が反映されています。
動物をこよなく愛し、その観察に基づいた生き生きとした描写は多くの人々を魅了しました。特に猿や馬などを描いた作品は有名です。単なる写実にとどまらず、動物の内面的な生命力や精神性を表現しようと試みました。
教育者としても後進の指導にあたり、京都市立絵画専門学校(現:京都市立芸術大学)などで教鞭を執り、多くの画家を育成しました。また、京都の南禅寺近くに広大な庭園を持つ自邸「白沙村荘(はくさそんそう)」を構え、制作活動の拠点としました。この白沙村荘は、現在も彼の作品とともに公開されており、関雪の芸術世界を今に伝えています。

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