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愛の王冠 20-100512

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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極限の地で結ばれる魂、死と隣り合わせの甘美な陶酔
険しい岩場を登り詰めた男の腕の中で、女性は見開いた瞳で彼を見つめ、至上の幸福を噛み締めています。その表情には、地上のあらゆる苦難を忘れ去ったような純粋な愛が宿っており、たとえこの後に死が待っていようとも、今この瞬間が永遠であることを物語っています。

■アーティスト
ジョン・エヴァレット・ミレー [ Sir John Everett Millais ] (1829-1896)
19世紀イギリス美術を代表する画家で、ラファエル前派の中心人物として知られています。初期作品では、中世絵画への回帰を掲げ、自然や人物を細部まで丹念に描き出しました。草花や水、布の質感に至るまで妥協のない観察が重ねられ、画面には澄んだ緊張感が漂います。一方で、宗教や文学を題材にしながらも、感情は誇張されず、静かな物語として表現されました。後年になると画風は次第に柔らかくなり、肖像画や風俗画において、洗練された筆致と落ち着いた色調が際立つようになります。理想と現実、厳密さと親しみやすさの間を行き来したその歩みは、時代の要請に応答しつつも、常に人間の姿を真摯に見つめ続けた画家の姿勢を物語っています。

■作品概要
The Crown of Love (1875)
切り立った崖の上、愛する女性を腕に抱き、最後の一歩を振り絞ろうとする男の姿。本作は、ジョージ・メレディスの詩を題材に、愛を証明するために王女を抱えて山を登り、その頂で命を燃やし尽くした若者の物語を描いています。全体に漂うのは、清々しいほどの献身と、同時に訪れる死の予感です。ミレーは、力強く踏ん張る男の足元と、彼に身を委ねる女性の陶酔しきった表情を、息を呑むような劇的な構図で表現しました。背景に広がる淡い色彩の風景は、現世を超越した美しさを湛え、二人の至福の瞬間を祝福しているかのようです。重力に抗い、自らの命と引き換えに手に入れた愛の証。その究極の愛の形は、100年以上の時を経た今もなお、観る者の魂を激しく揺さぶり、真実の愛の尊さを問いかけます。
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1875年に制作されたジョン・エヴァレット・ミレーの傑作『愛の王冠』は、英国美術史においても屈指のドラマチックな油彩画です。ラファエル前派からロマン主義へと至る彼の作風が色濃く反映された本作は、ジョージ・メレディスの詩に基づく伝説を題材に、究極の愛を証明しようとする若き騎士と王女の姿を描いています。険しい崖の頂上を目指す緊迫した背景の中、二人の抱擁に宿る緊張感と、運命を共にしようとする決然とした表情は、感情を激しく揺さぶります。ミレーによる緻密な心理描写と鮮やかな色彩、そして計算された構図は、愛のための献身と犠牲という重厚なテーマを象徴しています。本絵画解説を通じて、運命に抗う二人の物語を深く理解し、時代を超えて愛されるこの芸術作品をじっくりと鑑賞してください。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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