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三つの剣の柄 20-100509

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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9歳の瞳が捉えた真実の輝き、天才の原点が宿る鋼の質感
まだ幼い少年であったミレーが、これほどまでに冷徹な観察眼で金属の重みを表現できたことは、美術史上の奇跡と言っても過言ではありません。複雑な装飾に反射する光や、使い込まれた剣が持つ独自の風合いを、小細工なしに描き切るその筆致からは、対象と真摯に向き合う若き芸術家の魂が伝わってきます。

■アーティスト
ジョン・エヴァレット・ミレー [ Sir John Everett Millais ] (1829-1896)
19世紀イギリス美術を代表する画家で、ラファエル前派の中心人物として知られています。初期作品では、中世絵画への回帰を掲げ、自然や人物を細部まで丹念に描き出しました。草花や水、布の質感に至るまで妥協のない観察が重ねられ、画面には澄んだ緊張感が漂います。一方で、宗教や文学を題材にしながらも、感情は誇張されず、静かな物語として表現されました。後年になると画風は次第に柔らかくなり、肖像画や風俗画において、洗練された筆致と落ち着いた色調が際立つようになります。理想と現実、厳密さと親しみやすさの間を行き来したその歩みは、時代の要請に応答しつつも、常に人間の姿を真摯に見つめ続けた画家の姿勢を物語っています。

■作品概要
Three Swordhilts (1839)
暗褐色の背景から浮かび上がる、三つの異なる剣の柄。本作は、ミレーがわずか9歳半という、現代で言えば小学校低学年の子供が描いたとは到底信じられない油彩画です。冷たく硬質な金属の輝き、装飾に施された細かな凹凸、そして使い込まれた武具が放つ独特の重厚感。幼きミレーの瞳は、大人が見過ごしてしまうような細部の「真実」を驚異的な解像度で捉えていました。この作品には、後の巨匠が終生持ち続けた「対象をありのままに観察する」という純粋な情熱が、結晶のように閉じ込められています。まだ歴史の表舞台に出る前の、一人の少年がキャンバスに向かい、ただ一心に筆を動かした静かな時間。そこには、技術を超えた、美に対する根源的な敬意が宿っています。金属の肌に反射するわずかな光の粒に、未来のラファエル前派を背負って立つ天才の、最初の一歩が力強く刻まれているのです。
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1839年、わずか9歳という若さで描かれたジョン・エヴァレット・ミレーの初期作品『三つの剣の柄』は、後の巨匠の才能を予感させる驚異の習作です。神童と呼ばれた彼の並外れた観察眼は、静物画という形式の中で、金属特有の質感や複雑な装飾を驚くべき描写力で再現しました。剣や武具が放つ重厚な存在感は、油彩画の伝統的な技法とミレー独自の感性が融合した結果です。背景を暗く沈めた光と影の巧みな構成は、写実主義の極致を目指した彼の芸術的キャリアの原点とも言えるでしょう。本絵画解説を通じて、幼き日のミレーが注いだ情熱と、その緻密な描写に込められた感情を深く鑑賞してください。歴史に名を刻む前の傑作には、才能溢れる一人の少年の魂が、冷たい鋼の輝きと共に永遠に刻まれています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

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