都市の窓 No.3 28-200118
この作品が描かれたのは、まさにモダンアートが大きく飛躍しようとしていた20世紀初頭のパリです。
ドローネーは、当時の時代の空気や、都市の変容を作品に写し取りました。
アートを通じて、活気に満ちた時代のパリへと旅する、知的なひとときを過ごしてください。
【アーティスト】
ロベール・ドローネー(Robert Delaunay, 1885年4月12日 - 1941年10月25日)
フランスの画家であり、オルフィスム(Orphism)という抽象芸術運動の創始者の一人です。彼は最初キュビスムに影響を受けましたが、やがて光と色彩の研究に焦点を当て、独自のスタイルを確立しました。彼の代表作には、エッフェル塔シリーズや円盤(ディスク)シリーズがあります。ドローネーの作品は色彩の躍動感と光の表現が特徴で、彼の色彩理論は現代アートにも大きな影響を与えました。
スイス出身のパウル・クレーとは、1912年にドイツの芸術グループ「青騎士(Der Blaue Reiter)」を通じて出会いました。クレーも色彩理論に深い関心を寄せており、ドローネーから強い影響を受けました。クレーはドローネーの作品に見られる色彩のリズムや幾何学的構成に共鳴し、自身の抽象絵画にもそれを反映させています。二人の色彩への探求は、同時代のアートシーンに革新的な刺激を与え、抽象芸術の発展に寄与しました。
【作品概要】
Window on the City No. 3. (1911-1912)
ロベール・ドローネーが窓から見えるパリの都市景観を題材に、抽象表現へと向かう過渡期に描いた重要な連作の一つです。窓枠を通して見える建物や風景が、色彩の断片に分解・再構築されており、光の輝きや大気の揺らぎがダイナミックに表現されています。キュビスムの形態解体を取り入れつつも、彼は形態そのものよりも色彩が持つ力や、色が互いに影響し合う「同時対比(シミュルタネ・コントラスト)」の効果に焦点を当てました。この作品は、近代都市の活気やエネルギー、そして窓という境界を通して見る視覚的な感覚を、色彩と形のみによって表現しようとした、オルフィスム誕生前夜のドローネーの探求を示すものです。
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ロベール・ドローネーの都市の窓(Window on the City)は、風景画でありながら抽象画への過渡期を示すモダンアートの代表作です。色彩と光の探求を通じてキュビスムからオルフィスムへ発展し、シミュルタネの効果を表現しました。フランスの20世紀における都市景観を捉えた重要なアート作品であり、美術館で鑑賞できるだけでなく、インテリアとして部屋に飾りたいと思うような魅力があります。
【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
【材質】
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
【キーワード】
ロベール・ドローネー 都市の窓 Window on the City 抽象画 色彩 光 モダンアート フランス 20世紀 美術館 飾りたい アート インテリア キュビスム オルフィスム シミュルタネ 風景画 都市景観
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