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ムルナウ近郊の鉄道 33-100018

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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黒いシルエットが語る、産業と自然の劇的な対位法
鉄道は単なる風景の描写ではなく、急速な産業化が田園的な日常にいかに侵入し影響を与えるかを体現しています。漆黒の機関車と電信柱のシルエットが水平に横たわり、その上方には青い山並み・緑の森・黄橙の大地が激しい筆触で展開しています。黒という完全な遮断と、色彩という解放が鋭く対比する構造は、時代の転換点に立つ画家の眼差しを映しています。

■アーティスト
ワシリー・カンディンスキー [ Wassily Kandinsky ] (1866/12/4-1944/12/13)
ロシア生まれの画家であり、抽象絵画の先駆者として知られています。もともとは法学を学び、30歳を過ぎてから画家を志してミュンヘンへ移住。1909年には「青騎士(Der Blaue Reiter)」グループを結成し、表現主義運動の中心的存在となりました。カンディンスキーは、音を聞くと色を感じるという色聴共感覚の持ち主だったといわれ、彼の作品には音楽的リズムや旋律のような調和が息づいています。色彩と形の関係を深く探求し、視覚によって感情や精神性を表現する「内的必然性(inner necessity)」を芸術の核心と考えました。代表作「コンポジション」シリーズをはじめ、1911年に発表した著書『芸術における精神的なもの』は、抽象芸術の理論的基盤を築き、後の芸術家たちに大きな影響を与えました。また、バウハウスで教鞭をとり、20世紀の美術とデザインの発展に決定的な足跡を残しました。

■作品概要
Railway near Murnau (1909)
黒い機関車が、轟いています。煤煙を白く吹き上げながら、漆黒のシルエットが横一線に横断し、その背後でバイエルン・アルプス山麓の色彩が爆発しています。青・緑・黄・橙・赤、自然の色が感情の色として解放され、塗り重ねられた筆触が大気そのものを鳴らしています。1909年、カンディンスキーはヤウレンスキーの影響を受け、パレットナイフから短い毛のブラシへと道具を替え、色を面として大きく捉える新しい筆法を獲得していました。鉄道という近代産業の黒いシルエットが、叙情的な南ドイツの風景に深く切り込む。その対比こそが、この作品の主題です。黒の重さと、周囲の色彩の解放が、共鳴しています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
カンディンスキー Kandinsky Railway near Murnau ムルナウ近郊の鉄道 1909年 油彩 ムルナウ バイエルン 機関車 鉄道 風景画 表現主義 ドイツ表現主義 青騎士 Der Blaue Reiter 黒いシルエット 産業と自然 色彩解放 抽象への過渡期 ガブリエレ・ミュンター 近代美術 20世紀絵画 筆触 面としての色 バイエルン・アルプス 具象と抽象 前衛芸術 ムルナウ時代 色彩理論 モダニズム 煤煙 田園風景

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