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南屏山昇月 曹操 30-100361

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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昇る南屏山と宿命の月光
曹操は稀代の政治家、軍事家であると同時に優れた詩人でもありました。この作品で彼が月明かりの長江を眺める姿は、自らの失意を詩に託し、内面と向き合う静寂の瞬間かもしれません。

【アーティスト】
月岡芳年 [つきおかよしとし](天保10年3月17日〈1839年4月30日〉- 明治25年〈1892年〉6月9日)
幕末から明治という激動の時代を駆け抜けた最後の浮世絵師と呼ばれます。武者絵や歴史絵においては、血しぶきが飛ぶ壮絶な場面を鮮烈に描き、人間の内に潜む狂気と勇気をあぶり出しました。その筆はただ美を追うのではなく、時代の混乱と人間の業を直視させるものであり、観る者の心を揺さぶります。しかし晩年の「月百姿」などには、月明かりに照らされた静謐な情景や孤独の美が漂い、そこには死と隣り合わせに生きた彼自身の魂の陰影が映し出されています。血煙と静寂、激情と余韻──その両極を自在に描いた芳年の画業は、単なる浮世絵を超え、生命の光と影を刻み込んだ壮大なドラマでもあります。

【作品概要】
月百姿 南屏山昇月 曹操
野望と孤独が月光に照らされる、三国志の英傑の劇的な肖像です。月岡芳年が「月百姿 南屏山昇月 曹操」で描くのは、赤壁の戦いで大敗を喫した後の三国時代の英傑、曹操(そうそう)の姿です。長江の水上に浮かぶ舟の上、鮮やかな軍装の曹操は南屏山から昇る雄大な月を見上げています。この月は、天下統一の夢が破れた英雄の胸中に去来する複雑な思いを静かに照らし出し、強大な野望と宿命の悲哀という二律背反の感情をドラマティックに描き出しています。

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月岡芳年の月百姿 南屏山昇月 曹操は、明治時代の浮世絵(錦絵)における歴史画であり、三国志の英傑、曹操が赤壁の戦いで挫折した後に長江の舟上から南屏山に昇る月を見上げるドラマティックな瞬間を捉えています。鮮やかな軍装と満月の対比的な構図は、英雄の肖像としての曹操の孤独と悲哀、そして天下統一の運命を想う漢詩のような詩人の内面を表現しています。昇る月は、諸葛亮の策が成就した壮大な歴史の舞台を静かに照らしています。

【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

【キーワード】
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