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稲むらか崎の明ほのゝ月 30-100336

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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龍神が応えた夜明けの奇跡。新田義貞、運命を拓く月下の太刀
鎌倉幕府の命運を分けた劇的な瞬間です。
新田義貞が稲村ケ崎で太刀を海に投じ、龍神に祈ったことで潮が引き、突破口が開かれたという伝説的な場面です。
単なる戦闘画ではなく、歴史の転換点における英雄の行動と、超自然的な力が作用した奇跡を捉えており、歴史ロマンを愛する人々の探求心を刺激します。

【アーティスト】
月岡芳年 [つきおかよしとし](天保10年3月17日〈1839年4月30日〉- 明治25年〈1892年〉6月9日)
幕末から明治という激動の時代を駆け抜けた最後の浮世絵師と呼ばれます。武者絵や歴史絵においては、血しぶきが飛ぶ壮絶な場面を鮮烈に描き、人間の内に潜む狂気と勇気をあぶり出しました。その筆はただ美を追うのではなく、時代の混乱と人間の業を直視させるものであり、観る者の心を揺さぶります。しかし晩年の「月百姿」などには、月明かりに照らされた静謐な情景や孤独の美が漂い、そこには死と隣り合わせに生きた彼自身の魂の陰影が映し出されています。血煙と静寂、激情と余韻──その両極を自在に描いた芳年の画業は、単なる浮世絵を超え、生命の光と影を刻み込んだ壮大なドラマでもあります。

【作品概要】
月百姿 稲むらか崎の明ほのゝ月
月百姿の中でも特に劇的な瞬間を捉えた「稲むらか崎の明ほのゝ月」は、新田義貞の決死の覚悟と、それに応えた神秘の力を描き出しています。画面いっぱいに広がる夜明け前の空には、勝利を予感させるような月が静かに輝いています。鎌倉幕府を討つため稲村ケ崎へ辿り着いた義貞でしたが、海上に敵軍が並び、進軍は困難を極めていました。彼は馬から降り、兜を脱ぎ、太刀を龍神に捧げて祈りを捧げます。この悲壮な祈りの直後、奇跡が起こります。潮が引き、彼の軍勢は鎌倉へと進む道を得たのです。この作品は、人間の強い意志と、自然や神仏といった超常的な存在との緊迫した対話を、夜明けの月という幻想的な光の中で描き切った感動的な武者絵です

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月岡芳年の月百姿にある浮世絵、稲むらか崎の明ほのゝ月は、新田義貞が鎌倉幕府を滅亡させるために太刀を海に捧げ、龍神の力で潮が引くという奇跡的な伝説の夜明けの瞬間を捉えた武者絵です。月光が照らす勇者の構図は神秘的で、英雄の歴史的な覚悟を感じさせます。この日本史の転換点を描いた版画の複製画は、和モダンなアートとして空間に格調を添えるでしょう。

【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

【キーワード】
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