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つきのかつら 呉剛 30-100335

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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満月を見上げる悲劇の樵。月世界に響く永遠の罰
巨大な満月の光に浮かび上がる呉剛という異世界的な存在感です。
中国の伝説を題材にしており、月を神の牢獄と捉える壮大な世界観が表現されています。
樵(きこり)が永遠の罰として桂の木を伐り続けるというモチーフは、神秘的で深遠なテーマです。

【アーティスト】
月岡芳年 [つきおかよしとし](天保10年3月17日〈1839年4月30日〉- 明治25年〈1892年〉6月9日)
幕末から明治という激動の時代を駆け抜けた最後の浮世絵師と呼ばれます。武者絵や歴史絵においては、血しぶきが飛ぶ壮絶な場面を鮮烈に描き、人間の内に潜む狂気と勇気をあぶり出しました。その筆はただ美を追うのではなく、時代の混乱と人間の業を直視させるものであり、観る者の心を揺さぶります。しかし晩年の「月百姿」などには、月明かりに照らされた静謐な情景や孤独の美が漂い、そこには死と隣り合わせに生きた彼自身の魂の陰影が映し出されています。血煙と静寂、激情と余韻──その両極を自在に描いた芳年の画業は、単なる浮世絵を超え、生命の光と影を刻み込んだ壮大なドラマでもあります。

【作品概要】
月百姿 つきのかつら 呉剛
中国の伝説に取材した、壮大で哀切なドラマを秘めた作品です。画面中央に立つ呉剛は、永遠に切り倒してもすぐに生い茂るという月の桂の木を伐採し続けるという、神々からの永遠の罰を受けています。彼は巨大な満月を背景に、斧を手に天を仰ぎ見ていますが、その表情には途方もない徒労と、運命に対する諦念がにじんでいます。満月は、単に彼のいる場所を示すだけでなく、彼を閉じ込めた冷たい牢獄そのものです。罰として永遠の作業を強いられる呉剛の姿は、人間の業や宿命の重さを象徴し、見る者に深い感情的な問いを投げかけます。月という幽玄なモチーフと、過酷な労働という現実的なテーマが融合した、緊張感あふれる幻想的な名作です。

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月岡芳年の月百姿に収められた浮世絵、つきのかつら 呉剛は、中国伝説を題材にした幻想的な作品です。樵である呉剛が、満月と月光の下、桂の木を斧で伐るという永遠の罰と宿命の重さが、ドラマティックな構図で描かれています。この神秘的な東洋哲学を感じさせる明治期の伝統文化の版画の複製画は、アートとして和モダンなインテリアの装飾に深みを与えます。

【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

【キーワード】
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