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高橋松亭

高橋松亭(たかはし しょうてい、1871年2月20日 – 1945年2月11日)
明治から昭和初期にかけて活躍した浮世絵師・版画家で、新版画運動の先駆者の一人です。本名は高橋武三郎。江戸の風情や日本の風景を精緻に描き、古典的な浮世絵の技法を踏襲しながらも、西洋的な遠近法や写実性を融合させた新たな表現に挑戦しました。特に風景画に優れ、四季折々の自然、雨や雪、月明かりなどを詩情豊かに表現する画風で知られています。
松亭は大正期に渡邊庄三郎によって発起された新版画運動に参加し、川瀬巴水とともに、そのスタイルを確立。職人たちと分業しながら、木版による高い技術を活かし、欧米でも人気を博しました。彼の作品は当時の日本の美を世界に伝える役割を果たし、多くの作品が海外の美術館に所蔵されています。高橋松亭は日本の伝統とモダンを繋ぐ架け橋的な存在であり、その静謐で繊細な作品は、今なお多くの人々の心を惹きつけています。

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