365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

平泉中尊寺金色堂 21-100274

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
月夜に浮かぶ黄金の聖域、川瀬巴水が描く、静謐な美意識と歴史の息吹
夜の帳が降りた静寂の中、ひっそりと佇む古刹・中尊寺金色堂。川瀬巴水の版画は、昼間の絢爛さとは異なる月明かりに照らされたその神秘的な姿を捉えています。
深い青の夜空と、闇の中に浮かび上がる堂宇のシルエットは、見る者の心を静かに揺さぶり、悠久の歴史の流れを感じさせます。
洗練された空間に飾れば、まるで時を超えた物語が始まるかのような、深みのあるインテリアを演出してくれるでしょう。
忙しい日常から離れ、静かに自分と向き合う時間を与えてくれる、そんな特別な一枚です。

【アーティスト】
川瀬巴水(かわせ はすい)(1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年) 11月27日)
大正・昭和期に活躍した浮世絵師であり、版画家です。衰退しつつあった日本の浮世絵版画を復興させるべく、新たな浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。1883年(明治16年)に東京で生まれた巴水は、幼い頃から絵画に興味を持ち、日本画を学びました。その後、版元の渡邊庄三郎と出会い、木版画の制作を始めます。 巴水の作品は、日本の美しい風景を情緒豊かに描き出したものが多く、特に旅情を誘う風景版画は高い評価を受けています。彼は全国各地を旅して取材を行い、四季折々の風景や人々の生活を描き出しました。その作品は、単なる風景描写にとどまらず、そこに生きる人々の息遣いや、時間とともに移り変わる光や空気感までも表現しています。
巴水の作品は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されており、スティーブ・ジョブズも彼の作品を愛した一人として知られています。

【作品概要】
平泉中尊寺金色堂 (1935)
岩手県平泉町にある中尊寺の国宝・金色堂の夜の姿を描いた作品です。深い青色の夜空の下、ひっそりと佇む金色堂へと続く石段が、画面の中央を奥へと導きます。周囲を囲む鬱蒼とした杉木立は、夜の静寂をより一層際立たせ、神聖な雰囲気を醸し出しています。
巴水は、昼間の華やかな金色に輝く金色堂ではなく、月明かりに照らされた夜の静謐な姿に魅力を感じたのでしょう。石段の質感や、木々のシルエット、そして遠くに見える星の光まで、細部にわたって丁寧に描写されており、巴水の卓越した版画技術がうかがえます。摺りの濃淡によって、夜の空気感や奥行きが巧みに表現され、見る者を静かな祈りの空間へと誘います。
金色堂は、奥州藤原氏初代・藤原清衡が建立した阿弥陀堂であり、当時の繁栄と文化の高さを今に伝える貴重な文化財です。巴水は、その歴史的な重みと、夜の神秘的な雰囲気を融合させ、単なる風景版画を超えた、精神性をも感じさせる作品に仕上げています。この作品は、巴水の晩年の代表作の一つであり、日本の文化遺産に対する深い敬意と、それを美しく描き出す彼の芸術性が結実したものです。

----------------------
川瀬巴水が描いた「平泉 中尊寺 金色堂」は、新版画の技法による美しい夜景の版画作品です。岩手県の平泉にある国宝、中尊寺の金色堂を題材とし、その歴史と荘厳な美しさを夜の静寂の中で際立たせています。寺院の持つ神聖な雰囲気と、川瀬巴水ならではの叙情的な表現が見事に融合しており、日本の風景の美しさを再認識させてくれます。和風インテリアにはもちろん、モダンな空間にも調和し、深みのあるアートコレクションとして楽しむことができます。歴史と文化財の重みを感じさせるこの作品は、夜景の美しさを愛でる方にとって、特別な一枚となるでしょう。

【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


【キーワード】
川瀬巴水、平泉、中尊寺、金色堂、版画、新版画、夜景、寺院、国宝、歴史、文化財、岩手県、日本の風景、和風インテリア、アートコレクション

お届けについて

新着商品