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櫻八題 春雨 35-100005

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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悠久の時を刻む道。空間に深遠な静寂と歴史の響きをもたらす
何百年もの時を超えて存在する大木が連なり、空間に荘厳な静寂と歴史の深みを与えます。

【アーティスト】
吉田博 (1876年(明治9年)9月19日 - 1950年(昭和25年)4月5日)
日本が世界に誇る風景版画の巨匠。明治から昭和にかけての激動の時代に、彼は絵筆と版木を手に、自然の荘厳な美を追い求め続けました。富士、桜、山岳、そして欧米やアジアの風景までも旅して描いた彼の作品には、言葉を超えた静けさと崇高さがあります。特に「光」と「空気」を捉える彼の技術は、まさに詩のようで、観る者の胸に深く沁みわたります。西洋画と日本の木版画を融合させた独自のスタイルは、世界中で評価され、近代木版画の完成者と称されました。戦争や時代の混乱にも屈せず、自然と人間の尊厳を信じた彼のまなざしは、今も作品に宿り続けています。それは、風景ではなく「魂」を描いた軌跡でもあるのです。

【作品概要】
櫻八題 春雨
しとしとと降り注ぐ春雨が、満開の桜を優しく濡らす情景が、この木版画には詩情豊かに描かれています。画面中央には、見事な枝ぶりのしだれ桜が、その重みでしなやかに垂れ下がり、花びら一枚一枚が雨に濡れて輝いているかのようです。その下に広がる池の水面は、雨粒によって微かに波立ち、桜の柔らかな影と周囲の緑を映し出し、幻想的な雰囲気を醸し出しています。傘を差して佇む人物の姿は、この壮麗な自然の中に溶け込み、静かで深い情緒を物語っています。吉田博の繊細かつ多岐にわたる摺りの技術は、春雨の湿度や、桜の花びらの儚さ、そして水面の揺らぎを見事に表現し、観る者の心に日本の春が持つ独特の美しさと、静かな感動を呼び起こします。この作品は、移ろいゆく季節の美しさと、それを見つめる日本人の心象風景が凝縮された、まさに感動的な一枚です。

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吉田博の木版画「櫻八題 春雨」は、枝垂桜と池が特徴的な日本風景を描いた新版画の傑作です。春雨に濡れる桜の風景画として、日本の伝統工芸と日本美術の美意識が凝縮されており、和モダンなアートとしてインテリアに深みを加えるコレクションとしておすすめです。この浮世絵の系譜を汲む作品は、日本の美しい季節の移ろいを表現しています。

【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

【材質】
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


【キーワード】
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